なるべくお金をかけずにキャットドアのDIYに挑戦です。市販のものは使わず、引き戸に穴をあけることで簡易的に通れるようにします。部分的にアクリルを切断するというやり方を考えました。市販のキャットドア(猫ドア・ペットドア)を購入しても良かったんですが、、
我が家の現状
うちでは猫と犬が自由に出入りできるように常時引き戸を少し開けた状態にしていました。さすがに冷暖房の効きが悪いしエコでないのでタオルをつないでカーテンのようにして塞いでいました。
タオルを連結して引き戸(吊り戸)の上から洗濯ばさみでぶら下げてます。下のほうはビニールをガムテープでくっつけて延長してます。当然廊下からの冷たい風が入ってきます。
市販の猫ドアを検討
これではいかんということで調べるとキャットドアなるものが市販されており、DIYで取り付けている方々も多くいらっしゃる。市販のものも5000円以下で購入できそうなので、ドアの木の部分を切って設置してみようかと思案しました。
しかし、よく見てみると多くは「引き戸」ではなく「開き戸」が対象のようです。我が家の引き戸に猫ドアをつけて厚みがでると引き戸をあけるときに壁にぶつかってしまいそうです。薄型のものもあるようなんですが、、、
アクリル入り引き戸を計測
ドアを調べてみると木の部分の厚さは3cmで中央部には縦方向に幅40cmのアクリルがはめこまれています。アクリルの手前と奥でそれぞれ13~14mmの奥行があるのでおそらくアクリルの厚みは3mm程度と考えられます。
どうせぶち抜くならアクリルでもいい
同じようなタイプのドアでDIYされている方がいないか検索してみましたがうまく見つけることができません。で、どうせドアをぶち抜くならアクリルのほうが薄いし、簡単なんじゃないかと思いました。
アクリルを切る方法
調べたところアクリルを切るには、アクリルカッターもしくはPカッターという削るように切っていく道具があると判明。さらには3mm程度のアクリル板であれば超音波カッターでも切ることができるということもわかりました。
超音波カッターUSW-334
いつ買ったものかも覚えてませんが、塩化ビニルとか樹脂板とか加工しようと思って買ったやつです。買った当時はうれしくて色々切ってた気がしますが、久しぶりにこいつを使います。
作業開始
家族の同意を得て、とりかかります。猫よりも犬のほうが胴が太い感じだったので20×20cmほどの穴をあけることに決めました。市販の猫ドアもだいたい20cm弱でしたので参考にしました。
20×20cmの四角をマジックで書きます。高さは10cm。
スイッチを入れて切り込むとススっとアクリルが切れていきます。横にじわじわと動かすと超音波カッターが進んでいきます。無理に力をかけずにゆっくり進めていきます。刃の部分が3mmより少し大きい程度なので3mmがギリギリの厚みかもしれません。
上下左右の4辺とも超音波カッターを使って切り込みました。カパっと外れてはくれなかったので両手ではさんで押してみると、「バキッ」と音がして外れました。
切削作業自体は10分程度でした。思ったより早くできました。
作業続き
切り口をさわってみると、少しざらざらしていますが、ガラスを切ったときのような鋭利な感じではありません。念のためすこしやすりをかけておきます。
100均のスポンジサンダーです。やすり掛けするとさらに切り口がさらさらになります
猫と犬
この通り穴の状態で猫と犬を連れてきましたが、この大きさでちゃんと通れることが確認できました。キャットドアを設置してもなかなか覚えてくれないとか使ってくれないという話もあったので、とりあえず1日このままで様子を見ましたが、割と普通に通ってくれるみたいでした。
次に100均で38~60cmの突っ張り棒を買ってきてタオルを引っ掛けました。完全にいままでのものを流用です。このほうが今までと同じ感じで通り抜けしてくれるかなと期待してのことなんですが、、、
しばらくして慣れたころに見栄えの良いものに変えてみようと思います。
今回使用した道具について
持ってると、アクリル以外にもプラスチックや薄い木材などいろんなものが切れます。このためだけに買うのはお高いですがDIY好きには買って後悔なし。
超音波カッターなどもっていないという場合は、これでしょう。¥388なのでコスパ最高ですね。このS型は合わせ買い対象となっているので、L型のほうがいいかもしれませんが、どちらも評価が高いです。100均にもおいてあるようですので、さらに安くという場合は100均へ行きましょう。
(ここからはDIYとは関係ない話です)
赤川次郎さんの「三毛猫ホームズ」シリーズはご存知でしょうか?私は昔よく読んでいたんですが(かなり古い話で恐縮です)、その1作目で一番好きだったのが「三毛猫ホームズの推理」という作品でした。この本にでてくる猫が最初に登場するときに、部屋のドアの端っこにつくられた猫用のドアから出入りするという描写があったんです。今思い出すとあれがキャットドアのことだったんだなーと思います。
もう30年以上前の作品になるんですね~;;