ヤフオクなどのネットオークションでよく見かけるようになった郵便局の配送サービス「クリックポスト」についてです。
書籍やDVDなどの発送に関してはすでに多くの方が使われているのを見かけます。私も当初オークション用として使いはじめたのですが、メリットが多くとても使い安いので、オークション以外にも使用するようになりました。
- クリックポストの有用性について
- クリックポストでは送ることができない場合に他の方法を使う
- 実際の使い方
- クリックポストが便利なのでプリンターが欲しい
- 「A4」に印刷して切るよりも「A6」に印刷
- A4のコピー用紙を切ってA6作成
- コストを計算
クリックポストの有用性について
具体的なことに関しては、郵便局のwebサイトに説明がありますが、
次のようなメリットがあります
1回164円と安価
郵送する際に私がいままでよく使用していたのは、ゆうパック・レターパックライト・レターパックプラス・定形外郵便などです。(スマートレターも使ったことがありますが、クリックポストが使える場合、送ることのできるサイズが小さいわりに料金も高いので使いどころがなくなりました。)
これらの方法と比較してクリックポストは料金的に安いです。ですので荷物を送る際はまずクリックポストでだせるか考えてみる。それで無理なら他の手を考えてみるというやり方が最も安くなりそうです。
(100g以内の場合に限り、定形外もしくは定形郵便が安くなりますが、100gをこえる荷物の場合はクリックポストが料金的にお得です。)
※2018年9月1日からは税込み185円に変更されます。
追跡が可能
クリックポストのページにログインすると、配送状況が確認できます。繰り返して送る宛先にはいつ出すとだいたいいつ届くかということも確認できるので便利です。
またオークションなどでは受け取り確認がない場合に届いているかどうか不安になるんですが、これも簡単に確認できるのでありがたいです。
日本全国料金が一律
これはゆうパックに比べるとすごくありがたい。郵送先にかかわらず定額なため、オークションの出品に際しても安心して送料無料出品ができます。
ポスト投函→郵便受けに配達
ゆうパックや定形外郵便では通常窓口に持ち込んで発送すると思います。ゆうゆう窓口とよばれる時間外窓口が使える場合は良いですが、やはり時間を気にせずポスト投函できるのはメリットです。
受け取る際も郵便受けに配達されます。直接手渡しでないので、再配達を依頼するということがありません。ゆうパック・レターパックプラスは早く届いたとしても受け取りそびれると、郵便局の再配達依頼をしなくてはならなくて面倒ですし結局時間がかかってしまうことも少なくないです。
A4サイズ・3cmまで・1kgまでと幅広い
縦34cm・横25cm・厚さ3cm・重量は1kgまでの制限があります。
郵便受けや郵便ポストに入るギリギリの大きさです。貴重品・危険物は無理ですが小物や書籍など幅広い用途に使えます。
宛名書き不要のため書き損じがない
ゆうパックであれば伝票・そのほかでは宛名欄に宛名を書かなくてはいけません。
字に自信がある人であれば書くことを苦にしないかもしれませんが、書き損じがないようには気を使うはずです。
実際に書き損じたとき用に修正液や修正テープなどの用意も必要になるので結構手間です。
クリックポストはプリンターで印字したラベルを貼付するだけですので書き損じることもないのがいいですし、字が汚いのを気にすることもありません。
使用する都度の決済なので在庫不要
これは個人にとってはありがたいと思うんです。
レターパックとかいつ使うかわかりませんし、ライトとプラスの2種類あってどちらを何枚買っておくのか迷いますし、ゆうパックは予め伝票も用意して置く必要があります。
使う都度レターパック買いに行くのは結構面倒です。
細かい話かもしれませんが、いつ使うかわからないのに買っておいておくのはキャッシュフロー的にも良くないですよね。
クリックポストでは送ることができない場合に他の方法を使う
そうはいってもクリックポストの利用できない場合もあります。
1kgを超えてしまい、分割できない場合 ⇒ レターパックライト (360円), 4kg以内
厚みが3cmをこえてしまう場合 ⇒ レターパックプラス (510円)
レターパックにすら入りきらない ⇒ ゆうパック (510円~)
※ゆうパックは最も安いパターン (同一あて先・持ち込み・同一県内宛て・60サイズ)で510円なので遠方へ送る場合や初めて送る場合などにはさらに高くなってしまいます。
※ゆうパックは2018年3月~値上げのため最安でも620円かかります
※クリックポストはレターパックライトの1/2より安く、レターパックプラスの1/3より安くなるため、分割して郵送可能であればクリックポストがお得です。
実際の使い方
クリックポストを使うにはヤフーのアカウントが必要
メリットの多いクリックポストですが使用するためにはYahoo ID を取得する必要があり、すべてクレジットカード決済になるためyahooウォレットにカード情報を登録する必要があります。
ヤフオクをされている方であればすでにIDを持っているはずです。
プリンターで印字する必要がある
すべてネット上で 「申し込み」⇒「決済」⇒「ラベル印字」 の手順になるので、基本的にはネットにつながったPCが必要で、できればプリンターが必要です。
プリンターはなくても「ラベル印字」をする際に「PDFファイルとして保存」ができるので、そのPDFをUSBメモリに入れておきコンビニで印刷するというやり方も可能です。
印字までの流れ
まずは上のログインページからマイページへ
すると申し込んだクリックポストの履歴が表示されます。ここから追跡ができます。配達完了となっていれば先方のポストへ届いているということが一目でわかります。
左上のほうの「1件申込」をクリックすると、
画面がでてくるので、必要な情報を入力します。アドレス帳も登録できるので、いつも使う宛先であればプルダウンから選択するだけです。
このあとに決済画面などを経由すると
ラベルの印刷画面が立ち上がります。ブラウザはchromeを使用していますが、一度ポップアップがブロックされたことがありました。うまくいかない場合はポップアップを許可すれば問題なく印刷画面が立ちあがります。
右上の印刷用のアイコンをクリックすれば、
印刷用のサイドバーが立ち上がり、プリンタを選ぶか、PDF保存を選ぶこともできます。あとはUSBメモリを持参してコンビニでPDFプリントをすれば、1枚10円で印刷完了です。
なお、ラベルはカラーである必要はないので、モノクロがおすすめです。印刷料金も安く済みます。
そしてセロテープで貼り付けると準備完了です。あとはポストへ投函するだけです。
私は家にプリンターがなかったため、
コンビニへはさみとセロテープ持参して印刷する⇒A4で印刷されてでてくる⇒必要なサイズ(1/4のA6サイズです)に切り取る ⇒貼り付ける ⇒ その場で(ローソンには店内にポストがあります) 投函
という流れで使ってました。印刷代金が10円なので安く済みます。ただちょっと手間でした。
クリックポストが便利なのでプリンターが欲しい
普段はゆうパックを使うことが多く、最初はそれほどクリックポストを使う頻度も少なかったのでコンビニ利用でよかったのです。
しかし、使っていくうちにクリックポストがヤフオク以外でも使えることに気づきました。しかも多くの場合にゆうパックの代用として使えたため、最近ではほぼ完全にゆうパックからクリックポストへ移行しました。
そうなってくるといちいちコンビニに行くのがおっくうになり、プリンターが欲しくなります。
モノクロレーザープリンタが意外と安かった
インクジェットではラベル印字されたQRコードがにじむことがあるらしく、投函しても郵便局でコードがスキャンできないと戻ってくることがあると知りました。できればレーザープリンタがいい。
いろいろ調べてみると、モノクロレーザープリンターが思いのほか安く買えることを知りました。

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現在¥8534で販売されてます。1万円切ってレーザープリンタ買える時代がきたんですね。これはいいですね。おすすめです。

brother レーザープリンター A4 モノクロ JUSTIO HL-L2360DN
- 出版社/メーカー: ブラザー工業
- 発売日: 2014/10/09
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最終的に私が購入したのがこれです(現在¥10185)。
機能はほとんど変わりません。L2320ではUSB接続なんですが、このL2360だと有線LANでも接続できるという点が違います。
結局、使いまわしのUSBケーブルがあったので、有線LANは使わずにUSBで使ってます。 「L2320で良かったな」と、ちょっとだけ後悔。
あと無線LANでも使える機種があります

brother レーザープリンター A4 モノクロ JUSTIO HL-L2365DW
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これは¥12323で販売されていますね。
こまかいスペックは
カタログダウンロード | レーザープリンター・複合機 | ブラザー
で見ることができますので参考にしてください。
brother レーザープリンター A4 モノクロ JUSTIO HL-L2360DN
購入して2ヶ月近く経ちました。週に2回程度クリックポストを印字するのと、たまに書類をA4で印刷するぐらいの頻度です。これから確定申告を印刷するのに10枚ほど印刷する予定がありますが、プリンタがあるのはやっぱり便利。
結果的に不満はなく、買って良かったです。あえて指摘すると手差しトレイにA4用紙を1枚いれて印刷するとちょっと傾きます。それ以外に欠点は見当たりません。
何よりクリックポストはすべて無事に届いています。
「A4」に印刷して切るよりも「A6」に印刷
コンビニ行って印刷していたときはA4ででてくるので切り取ったのこりを捨てていました。もったいなかったですし、切り取る手間も面倒でした。せっかくモノクロレーザープリンターを購入したのでA6の用紙に印刷したい。
A6のコピー用紙は普通には売ってませんでしたが、amazonで探すとありました。
1000枚で1200円くらいなので、ちょっと割高な感じです。それより1000枚も使い切る日がくるのかという疑問もあります。
A4のコピー用紙を切ってA6作成
私は近くのジャパンでA4のコピー用紙500枚入りを買ってきました。約300円でした。そして裁断機で4分の1に切断して使うことにしました。
こいつを使いました。2年前に購入して自炊用に使っていたものです。
裁断は厳密に4分の1でなくても大丈夫です。半分に切ってからさらに半分に切るだけなのであっという間です。A4用紙25枚からA6用紙100枚が出来上がります。
実際にはA4用紙500枚も必要なかったのですが、A4のコピー用紙であれば他にも使うと思いますので無駄にはなりにくいでしょう。

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裁断機のような大げさなものがなくてもペーパーカッターで充分です。普通のカッターで切ってもいいですし、はさみでカットしても大した時間はかかりません。
印刷の方法
次にA6用紙に印刷する際の設定です。
ラベル印字の画面のサイドバーのところで、「送信先」のプリンタが間違いないかを確認。「用紙サイズ」がプルダウンから選べるのでここを「A6」にします。それから「倍率」のところが「100」になっているのを確認してください。これで印刷すれば大丈夫なはずです。
コストを計算
最後にプリンターの値段と、ゆうパックをクリックポストに代えたことで浮いた金額を比較・計算してみます。
プリンター1万円として、ゆうパックは510円として計算します。クリックポストは164円ですね。1回クリックポストを使うことで510-164=346円節約することになります。 何回つかえば1万円になるのか?
10000÷364≒28.9 ⇒ 29回ほど
ということでプリンターを買っても29回クリックポストを使えば取り返せてしまいます。私の場合は週2回ほど使うので4ヶ月くらいで元をとれる計算です。
8500円のプリンタであればもうちょっと早く元が取れます。
こう考えてみると使う頻度にもよりますが、いかに「クリックポスト」がお得かということがわかります。
是非クリックポスト×モノクロレーザープリンターを試されることをおすすめします。