疲労に悩む人は多いですが、私もその一人です。「眼が疲れる・肩がこる・頭がぼーっとする」という疲労の症状には常に悩まされてきました。
なぜか左肩がこる⇒左肩が痛くなる⇒頭が重くて気分が悪い
というような順番で疲労がたまってくるので、なんとかリフレッシュできないものかと解決策を探っています。
今回はマインドフルネス瞑想について書かれた書籍を紹介します。

世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
- 作者: 久賀谷亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私は最近までしらなかった言葉なのですが、「マインドフルネス瞑想」は GoogleやFacebookなどの世界的企業でも導入されている脳疲労回復の手法だそうです。
この書籍の題名がいかにも大風呂敷を広げているようですし、横文字と瞑想を組み合わせた名称に対しても、いささか怪しさを感じましたが、手にとって読んでみたところ全然怪しくはなく、非常に良い本でした。
実際、私自身は「瞑想」に対して良いイメージを持っていましたし、気持ちが落ち着いてスッキリするものだとも理解していました。ストレス解消法としても有名だと思います。
20年以上前の話になりますが、受験勉強や試験前に集中力を高めるために瞑想をしていた記憶がありますし、当時の〇〇勉強法などの受験テクニック本にも瞑想が記述されていたように思います。
日本では古くから坐禅というものもあります。わざわざ西洋風にして逆輸入しなくてもいいのではないかとも思いますが、本書ではその効果を科学的根拠に基づいて紹介している点で新しいといえますし、科学的根拠がないよりはあったほうがやってみようという動機付けになるでしょう。
瞑想のやり方
やり方はシンプルです。坐禅のようにあぐらをかく必要はなく、椅子にすわって呼吸に意識を向けるというのが基本です。
ゆっくり歩きながらでもできるし、寝転んで身体に意識を向けるというやり方もあります。
あれこれ難しく考える必要はなく、本書を通して書かれているのは「自分の呼吸に意識を集中する」ことが一番大事です。そして「今ここにある」感覚になることができればそれで大丈夫。
呼吸に意識を集中することで、雑念やいらいらが自然に消えていきますし、「今ここにある感覚」というのも難しいことではありません。やってみると普通に瞑想しているのと変わらないなとも思いますが、それでいいんじゃないでしょうか。
確かに気持ちがスッキリするし、脳の疲労がとれた感じがします。
DMNと呼ばれる部位
瞑想が脳の疲労回復にとって良いとされる、科学的な説明としてデフォルトモードネットワーク(DMN)という部位の話がでてきます。
人間の脳はなにもしていなくてもエネルギーを消費しており、このDMNが常に多くのエネルギーを消費しています。
瞑想をするとDMNの過剰活動が低下することで脳のエネルギー消費が低減され、脳が休まる。といわれているようです。
一定期間習慣的に瞑想を続けることで、疲れにくい状態になる(らしい)。
とにかく手軽に疲労回復を
細かいことは書籍を読んでもらうとして、日常生活において頭が疲れたなーと感じるときに、そのまま目をつぶり、呼吸に意識を集中してみましょう。
スマホを触っているときでも、PCの前で作業しているときでもいいです。「マインドフルネス瞑想」してみると短時間であってもその効果は実感できると思います。
目をつぶることができないとき、例えば運転中や歩いているときでも、心を落ち着けて自分の呼吸を意識してみましょう。渋滞のいらいらや運転中の疲労感が軽減してきます。
結局のところ「リラックスが上手になる」画期的な方法なんだと私は思いました。
それでは。