Sailing in the Blue Ocean

日常生活での工夫とか気づいたことなどの雑記帳。

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とりあえず始める木工DIY 【part2, カバン用の棚】

こんにちは。

 

とりあえず始める木工DIYということで、前回は作業台を作成しました。まだまだ初心者ではありますが、すこしずつ楽しんでやっていきたいと思います。

 

2つめにとりかかったのは、玄関におく「カバン用の棚」です。

 

玄関からつながる廊下に棚があればカバンなど様々なものが置けます。がっつり実用的な棚ですので、シンプルでもしっかりしたものを作りたいと思います。

 

前回はあさりのついていないライフソーで1×4を切断したのですが、結構大変だったので今回は「ソーガイド」を購入しました。

 

 

Z ソーガイド鋸セット 30105

Z ソーガイド鋸セット 30105

 

 

こちら3100円で購入しました。金属製のガイドとのこぎりがついてきます。そして「もでりん」というパソコンで使える設計用のソフトもついてきます。

 

5735円が定価ですので割高に思いますがAmazonだと安く手に入るのでとても「良い買い物」でした。

 

 

設計図を作成


初回はパワーポイントで線を引いてなんとか設計図らしきものを作ったのですが、今回は「もでりん」があります。

 

ネットでダウンロードして、ソーガイドについているシリアルコードを入力して使えるようにします。(実際にはもでりんをインストールして使えるまでは他のプラグインもインストールしないといけませんので少し時間がかかります)。

 

インストールしたら、あとは適当に使ってみます。

 

「もでりん」はこんな感じ。3方向からみたイメージと、右上には回転可能な3Dイメージがあります。

 

1×4とか2×4は選ぶだけで貼りつけることができるので、適当に配置していけば設計できます。こんな感じでイメージが出来上がりました。

 

地面に垂直方向の柱は2×4にして、ほかはすべて1×4で作成します。

 

 

作業開始

ソーガイドを材にセットして、のこぎりで切っていきます。

前回作った作業台を使います。作業台があるとクランプして材が固定できるので便利。

 

このソーガイドは材に沿わせて設置すると材に対して直角に切っていくことができます。切断する面に垂直にというのはもちろんですが、材の側面にたいしても直角に切り込むことが可能になります。

 

今回もう一つ、線を引く(墨付け)ためにスコヤを使いました。

 

シンワ測定 止型スコヤ 62081

シンワ測定 止型スコヤ 62081

 

これも材に対して線を引くためにはとても便利です。

木材に沿わせて当てるだけで直角の線を引くことができます。 

 

では「ソーガイド」と「ライフソー9寸目265」を使用して2×4を切っていきます。

 

2×4は38mmの厚みがありますが、ものすごく楽に切断することができました。

そして切断面がつるつるで綺麗。

 

6F(1820mm)から2本切り出して並べてみました。

棚の高さを90cmにしようと思うので、脚として使う2×4は両方とも90cmです。

垂直に綺麗に切断できているので、床に立てて置くことができますし、直立してくれます。

 

思いのほか、ソーガイドとライフソーが優秀だったので、これを使い倒そうと思います。

2×4の脚に対して「大入れ」 の溝を掘って1×4を渡して土台を組むことにします。

  

溝を掘っていく

初回の作業台を作った時には、のみで木材を掘りこんでいくときに板が割けたり剥がれたりしました。

その際に「木材は繊維が束になったものだ」と実感したのですが、繊維方向つまり木目方向にのみを入れると裂くようにのみが入り、繊維方向と垂直に入れると断ち切っていくような感じになります。

 

繊維方向に裂けないためにソーガイドとのこぎりを使います。

 

柱用の2×4に19mm間隔 (1×4の厚み) の線を引き、それに沿って切り込みを入れていきます。

 

深さは厳密にはできないので、目安としてソーガイドの円盤に描かれたのこぎりの刃の部分にのこぎりの背の部分が到達するくらいまで切り込みます。( ↑ 写真のあたりでストップ)

 

これでだいたい1.5cmくらいの深さまで切り込むことができます。

 

↑ これめちゃくちゃ綺麗に切れてると思いませんか? 自画自賛ではありますが、初心者が切ったとは思えないほど、まっすぐで平行な切り込みを入れることができました。

「直線を引くために定規を使うように、まっすぐ切るためにはソーガイドが必要だなぁ。」と実感しました。

 

途中で気が付いたことですが、ソーガイドセットにはダミープレートというのが付いています。これを使うと、切りたい場所をきっちり合わせることができます。

 

↑ ソーガイドにダミープレートを挿入して下書きした線ときっちり合うことを確認します。 そのうえでライフソーを挿入して切って行けば、正確なカットが可能です。

 

こうして溝をほる準備ができました。次はのみと金槌の出番です。

 

画像でうまく伝わるかわからないんですが、びっくりするほど簡単に木片がはがれていき溝ができていきます。 あらかじめのこぎりで綺麗に切り込んであるので、繊維方向に裂けたり剥がれたりすることがありません。

 

そして溝掘りが完成。

第2回目にして、こんなに綺麗にできるとは、、

 

1×4をはめ込んでみるときっちりハマります。

 

 

土台の組み立て

 

そして2×4の柱に対して1×4を3つはめ込んでみます。多少隙間があくのは溝の深さが均一でないためです。

 

これを木工用ボンドで固定します。

接地する部分が平行になるように気を付けます。2本の柱の底面の部分に木材をあてて垂直になるように合わせておきます。

1日ほど乾かすとしっかり固定されました。

 

ソーガイドによる正確な切断や切り込みのおかげで、3つの土台を2日ほどで作成できました。

 

当初は2つの土台を作って棚となる木材を渡す予定でしたが、3つの土台にして6F(1820mm)の材をそのまま使うことにしました。

 

棚の完成形

当初のもでりんイメージとは少し異なっていますが、↓のような感じになりました。

完成した3つの土台に対して、1×4を9枚載せました。予想よりも精度の良い土台ができたため、どうせなら大きい棚にしてしまおうと思ったのです。これなら1×4を切断せずに完成できそうです。

 

1×4を持ち上げたところです。

 

単に置いただけですので、↑ のように少し浮いている場所もあります。木材が反っていることもあるので、反転させたりしながらおさまりの良い方向に設置します。

 

 

 

この状態で1本ずつ木工用ボンドで固定します。少ない経験上ですが、荷重がかかってもズレる方向には力がかからないのでボンドで十分な強度がだせるように思います。

 

 

1×4は完全に直線的なものではなく、多少の反りやねじれがあります。ビスで固定する場合は気にしないで良いと思いますが、接着剤をつけているので、なるべくぴったりあうようにクランプも使用しました。

(写っている木片は木工用ボンドを塗り広げるために使ったものです。)

ここでも1日ほど乾かし、完成しました。

 

コストパフォーマンスは?

さて今回作成した棚のサイズは幅が約180cm・高さが90cm・奥行が40cmです。

このサイズのウッドラックを買うと1万円以上はすると思います。

 

ソーガイドセットの3100円やその他の工具・ボンドなどは置いといて、

1×4材が11本 ⇒ 258円 × 11本 = 2838円

2×4材が3本  ⇒ 348円 × 3本 = 1044円

消費税(8%)を入れても、合計4192円になりました。 

 

DIYしたものの、意外と既製品より高くなってしまうということはありがちだと思いますが、やはり1×4・2×4のコストは安かったです。

楽しんで愛着の湧くものができたのならそれでいいと思いますし、さらにコスパ良ければさらにうれしいものです。

 

また次も安くて実用的なものを作っていこうとおもいます。

 

それでは。

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