こんにちは。
初心者が、趣味的に木工に取り組んでいる記事です。なるべく電動工具を使わず、ビスなどの金物も使わずに、ほぞや組手を使って作っています。
今回はシンプルな棚を作ってみました。
あまりに物置部屋が散らかっていたので片付ける目的です。
完成写真から
横幅・高さは90cmほどです。
そして、
Before ⇒ After の写真です。
アフターもそれなりに雑然としていますが、多少改善しているように見えます。
この棚は
材料: 1x4、1820mm、木工用ボンド
というシンプルなものです
・1x4をカット(ソーガイドを使う)
・溝を加工する(ソーガイドとのみを使う)
・木工用ボンドで接着
の手順でつくりました。
1x4を9本ほど使いますので、材料費は2000~3000円くらい。
1x4だけでつくったのですが、横方向の材として1x2の幅の材も使いたかったので、1x4を縦方向に切って使いました。
「1x2を買うよりも1x4を半分に切って使うほうがずっと安くつく」というのが理由です。
のこぎりで切ってみたのですが、ライフソーやソーガイドセットの横挽き用ののこでは切断に難渋しましたので、縦挽き用ののこを新たに調達しました。
私が購入したときは替刃しか見つからなかったので、↓のゼットソーを買って刃を付け替えました。
コスト的には「柄の部分+替刃」で買うよりも、「たてびきの替刃 +ゼットソー」ほうが安かったです。

Z ハードインパルス ゼットソー 9寸目 本体 265 NO.15003
- 出版社/メーカー: 岡田金属工業所
- メディア: Tools & Hardware
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ゼットソーとたてびき用の替刃。
ゼットソーは背中の部分をたたいて行くと外れます。
そして替刃をはめ込むだけなので、特別な道具はなくても交換できました。
のこぎりなんてどれでも同じと考えてましたが、全然違いました。
木目に沿って切る場合は、たてびきのノコが最適です。カット自体が楽ですし、断面もなめらかです。
左:たてびき使用 右:よこびき使用
1x2の幅にした材はこのように横方向に渡すために使用します。
墨付けの様子
ソーガイドを使って溝を加工しているところです。
掘る深さをほぼ一定にするために、ソーガイドの「鋸刃の絵の部分」を目安にして、のこの背の部分が目印まできたらストップしました。
2本の切り込みを入れた間を、のみで削ると簡単に加工できます。
1x4の横の部分はまとめて溝を入れます。
溝の加工は時間がかかりますが、その過程を楽しめるのであればとても良いやり方です。まさに趣味のDIYには最適かもです。
手作業で大した道具がなくても加工できました。
棚の脚になる部分の完成です。
脚になる柱に対して横方向に1x2をはめ込んでボンドで固定です。はたがねもクランプもしませんが、1日ほど置いておくと強固に接着します。このやり方だと、水平になるように微調整できるので時間に余裕があればラクチンです。
同じものを二つ並べて立て、その溝の部分に棚板になる1x4をはめ込んでいきます。
ここも大入れ継ぎになりますが、ボンドだけで固定です。
1x4だと2x4に比べて自立させるのが難しかったので廊下を使って倒れないようにして固定しました。
最後にボンドを塗って棚板を接着します。ボンドが乾いてくるまではグラグラしますが、時間が経てはがっちり固定されます。
完成です。