こんにちは。
初心者が、なるべく電動工具を使わず、ビスなどの金物も使わずに、ほぞや組手・木工用ボンドを使って作っています。
今回はハンガーラックを作ってみました。その製作記録です。
ハンガーラックの支柱を2x4で作成して、ハンガーをかけるポールの部分や、木を横渡しにする部分を1×4で作成します。
材料
・2×4:4本(6Fをそのまま使用)
・1×4:5本
3000円以内(材料のみ)
ハンガーラックを作成するにあたり、電動ドリルドライバーを導入しました。

マキタ(Makita) 充電式ドライバドリル 10.8V 1.3Ah バッテリー2個付き DF030DWX
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どうしても穴あけにはドリルドライバーがあったほうが良いので評価の高いものを購入しています。
ハンガーラックといってもつくりはシンプルなので、ハンガーポールの部分を工夫してみました。
1×4材のまんなかに穴をあけてその部分にハンガーを架ける構造です。
幅は90cmで作成したのですが、かなりの強度があります。
結果的には1×4を25mm幅に切り出してそのまま使っても十分な強度だったかもしれません。
1.ハンガーを架ける部分の作成
まずは、その1x4の切り出しです。
電動ドリルドライバーで穴をあけて、のみで少し削ってから縦挽きのこで切っていきます。
きっかけをつけたらできるだけのこぎりを使うのが楽で、仕上がりもきれいでした。
このように窓を開けていきます。
ドリルで垂直に穴をあけてから斜めに使うことで溝ができてきます。
このようにキレイに仕上がった部分もありますが、、
裏側からも切っておかないと、このように欠けてしまうこともあります。
ハンガーポールは切り欠いて両端でひっかけるようにします。
縦方向に切り込んで、横方向はソーガイドが使いにくかったので自作のマグネットガイドを使用しました。
ソーガイドだと切断や溝きりには良いのですが、半分だけ切る場合には使いにくく、以前使用していたマグネットガイドを使用しました。
これでハンガーポール部分の完成です。
2.ハンガーポールを架ける部分の作成
続いて前後に渡す部分の作成です。
真ん中に切り欠く必要がありますので、あらたにマグネットガイドを作りました。
このように端材を木工用ボンドで接着して100均のマグネットシートを貼りました。
のこぎりで溝をいれたのちにノミで切断しました。
この部分にハンガーポールの部分を引っ掛けることにします。
そして両端は凸の部分のほぞを作成します。
両端部分は縦挽きのこを使用したほうが楽にカットできるのですが、フリーハンドだときれいに切ることができなかったので、もう一つマグネットガイドを作成しました。
適当な端材を3つくっつけてマグネットシートを貼ったところです。右の図のようにセットして使います。
片側を切りこんだら裏返して反対側も切り込みます。ガイドがあるとないとでは仕上がりの精度が違います。
さきほど作ったマグネットガイド を使って横挽きします。
これで凸の形に造型できました。
3.支柱2×4のほぞ穴作成
続いて支柱部分にさきほど作った凸部を差し込むためのほぞ穴作成です。
電動ドリルで穴をあけてからノミを使って掘り込んでいきました。イチからノミを使って掘るよりもはるかに楽でしたが、これを12ヶ所掘る必要があるので、かなり大変だと感じました。
そこでジュンテンドーで見つけたこちらを購入して使ってみることにしました。
15mmのザグリカッターです。これをドライバーに接続します。
↑ amazonでは1000円以上の価格ですが、ホームセンターでは500円くらいだったのでこちらを選びました。
↑ おそらく、通常はこちらのほうがコスパが良いと思います。
このザグリカッターを使用して15mm径の穴を掘っていきます。
1つ1つの穴をあけるには思ったより時間がかかりますが、それでもノミで掘っていくのに比べるとかなりの省力化・高速化です。
このように穴を3つ掘ってから周りをノミで掘ることできれいにほぞ穴を作ることができました。
12個のほぞ穴ができたら、 2で作成した前後に渡す材を差し込んで接着します。
これで左右の脚になる部分が完成です。
4.横方向に渡す材の作成
次に先ほど作った左右の脚を水平方向につなげるための材を作成します。
上下および前後で4本つくっても良いのですが、手前の下の部分は衣装ケースなどを置くときに邪魔になるので、上は前後2本・下は後方の1本だけつくることにします。
2で凸部をつくった要領で、ほぞを切っていきます。
横方向の材については捩れの力にも強くしたかったので4方胴突きになるようにもうひと手間加工します。
このような端材にマグネットシートを貼ったものを水平方向切り用のガイドにします。これはあさりなしのライフソーを使用していますが、マグネット部分を少し材から離して固定すれば、縦挽きのこも使用することができます。
この方向は縦挽きのこの方が圧倒的に楽です。
こうしてほぞが完成しました。
5.最後の組み立て
4でつくった3本の材を左右の脚をつなぐように木工用ボンドで固定します。
そして最後に1でつくったハンガーポールを架けて接着です。
このハンガーポールは計測ミスをしていて、左右の1x4との間に隙間ができてしまいました。左右とも5mmほど切り欠き過ぎたようです。このあたりは素人工作なので気にしないことにしました。
ボンドが乾いたら立ち上げて設置。 ほとんどぐらつきもなく安定しています。
結構時間がかかりました(ぼちぼちやって1ヶ月くらいかかってます)が完成です。