Sailing in the Blue Ocean

日常生活での工夫とか気づいたことなどの雑記帳。

スポンサーリンク

余ったビールを保存する良い方法を考える。

こんにちは。

 

本日は「余ったビールを保存する良い方法」について考えてみようと思います。

 

 

空気を抜くやり方は × 

ワインの場合は、飲み残しがあったときに、コルクのかわりにゴム製の専用の栓を差し込み、中の空気を抜く器械でシュコシュコやれば、酸化を防いで良い状態で保存することができます。

↓ amazonでは多くの保存アイテムが売ってます。 

ワインストッパー バキュームポンプ1点 とストッパー 2点 ステンレスセット

しかし、ビールの場合は「原則飲み切る」といわれています。

 

ワイン用の保存栓では、空気を抜くという作業がついてきますが、ビールを陰圧にするとどんどん炭酸が抜けてしまい逆効果になってしまいます。

 

そのまま残しておいても炭酸が抜けてしまって、美味しくなくなるのは経験された人も多いのではないかと思います。酸化によっても味が落ちそうです。

 

炭酸飲料は空気を抜くより、空気のスペースをなくす 

以前検討したのですが、清涼飲料水(コーラなどの炭酸飲料)では小分けにして保存することでかなり良い保存状態を保つことが可能です (1 2)。

 

そこでビールでも同じく、 炭酸が抜けないように保存すれば余ったビールでも美味しさが保てるのではないかと考えました。

 

ドライゼロで実験してみる (実験その1)

試しに、缶入りのドライゼロを2本買ってきました(ノンアルコールビールですが)。

 

それと、1本のコーラのペットボトル300mlも用意します。

コーラは空き容器にします。

1本の缶はそのままにしておいて、比較対象に。

まずは1本をあけてペットボトルに注ぎます。

が、なぜかものすごく泡が生じてしまい、すぐに一杯になってしまいました。

↑ コーラのラベルで状況がわかりにくいのでラベルを除去。

半分くらい泡になってしまいました。

容器内のスペースが少なくなるように少しずつ追加で注いでおきます。

↑ 最終的にいまひとつの出来上がりでしたが、キャップをして冷蔵庫へ保管します。

 

他の飲料ではこれほど泡立つことはなかったので予想外でしたが、

1.冷やしておかなければいけない

2.注ぎ口の形状に問題がある 

などの要因があるのかもしれません。 (あとで検討しましたが2が主な原因)

 

小分けして1週間後 

さて、1週間後の状態です。

冷蔵庫から出した状態です。泡はすっかりなくなってペットボトルの2-3割が気体のスペースになっています。

 

ここで新しい缶のビールと小分け保存していたビールを比べてみます。

まずはペットボトルの方をコップに注いでみます。泡があまり立ちません。

同じコップがなかったので別容器に移し、新しい缶ビールのほうを開けて注いでみます。

結構な泡立ちですね。 

容器の口の形が違うとはいえ、これだけ泡立ちが違うのは炭酸の含有量が違うということなのか。

すこし泡が落ち着いてからこの二つを並べてみました。

左がペットボトル小分け・右が新しい缶から入れたもの

少し経つとどちらも表面の泡が消えてきます。 

この2つを飲み比べてみました。

 

すると、

 

やはり、口の中ではじける炭酸の量が明らかに異なります。

味に関してはあまり違いがないですが、違いがわかるぐらいには炭酸が不足している。

まったく抜けてしまっているわけではないですが、新品に比べると落ちる感じ。

 

ここで、「ペットボトルからコップへ注ぐ」のと「缶からコップへ注ぐ」のを比べて気がついたことがあります。

「缶から注ぐときは缶の口の形状が段々になっているため、とても泡が立ちやすい」

ということ。

 

最初に小分けにしたときにも多くの泡が立ってしまったのですが、缶の形状は泡立ちやすいというのが原因だったと気がつきました。

 

そこで、今度は缶のビールではなく、ペットボトルのビールを見つけてきました。

(ノンアルですいません)

 

飲料の容器を変更して再度実験 (実験その2)

左は常温の空き容器で、右は冷やした空容器です。

冷やしたほうが泡立ちが少ないかもと思って用意しました。

冷やした容器に開封したドライゼロを注ぎました。

前回、缶から注いだ時とは全然ちがいました。

ほとんどあわ立つことなく小分け完了です。

次に常温の小分け容器に注ぎます。

これも全然あわ立つことなく入れることができました。

量が足りないのでこちらは半分ほどで終了です。

こうして2つの容器にうまく移し替えることができました。

このように注ぎ口の形状が段になっていなければ泡立つことはなく、容器を冷やすかどうかは関係なさそうです。

また数日おいてから、「炭酸の抜け具合」や「味の変化」について検討します。

 

そして5日後 (実験その2) 

5日後の状態です。冷蔵庫から出したところ、ほぼ外観に変化はありません。

コップに順番に注いで飲んでみます。 

 

予想通りというべきか、(左側の) 半量の分は泡立ちが悪く炭酸はかなり抜けています。

(右側の)満タンにしていた分は十分量の泡が残っており、飲んでも味・炭酸ともに十分保たれているので新しいものと変わらない感じがします。

 

結論

ノンアルコールではあるものの、ビールでも小分け保存することで炭酸を保ったまま数日程度は保管することができる。

ただし、缶ビールの場合は注ぐ際に、泡が立つので、缶以外の容器がよいと思われます。できればペットボトルのものがいいですが、あまりアルコール飲料でペットボトル入りは販売されていないので、ビンビールであればまず問題ないと思います。

小分け保存する容器についても、ペリエなどのキャップでフタのできるビン容器を用意するのが良さげです。

(↓ こんな感じのビンがあればペットボトルよりも良いかも)

 

ペリエ 200ml瓶×24本(6本×4P)

ペリエ 200ml瓶×24本(6本×4P)

 
Perrier(ペリエ) プレーン 瓶 330ml×24本 [直輸入品]

Perrier(ペリエ) プレーン 瓶 330ml×24本 [直輸入品]

 

200mlビンや330mlビンを用意しておくと使い勝手がよいと思われます。 

 

一般的な注意として、口をつけて飲んだ飲料は不衛生なのでなるべく保存せず、とにかく飲みきりましょう。

一度開封した飲料は冷蔵庫保存であっても早めに飲みきりましょう。

 

それでは。 

スポンサーリンク